こんにちは。komako(@mofumofu_komako)です。前回に引き続き旦那さんの鼻炎の手術記録について書いていきます。
来院3回目で先生より手術の必要ありという判断が下されました。しかしすぐに手術ができるというわけではありません。
鼻のクリニック東京では手術前に「手術前検査」と「手術前オリエンテーション」を行います。結果次第では手術が延期になる可能性もあります。
Contents
検査とオリエンテーションはいつ行うの?何をするの?手術判定後の流れ
まず初めに手術判定後の流れを紹介します。
- 手術前検査(手術1ヶ月前)
- 手術前オリエンテーション(手術1~2週間前)
手術前検査では手術・全身麻酔をして問題ない体かどうか検査を行います。そして、手術前オリエンテーションは手術の内容や注意事項についての説明をしてくれます。この時に不安な点やわからない点も質問できます。
我が家の場合、都合により判定が出てから8ヶ月後に手術の予約をしました。そのため手術検査の前までに2回、定期検診を行いました。定期検診は主に問診で経過観察といった感じでした。
それでは手術前検査から詳しく紹介していきます。
手術前検査について
手術前検査は手術1ヶ月前に受けるのが目安ですが、こちらの都合で約2か月前に検査をしてもらいました。
看護師さんからの説明
手術判定後と同様に個室に呼ばれ、看護師さんから服用している薬の確認、アレルギーについてなど細かく質問をされました。特に喘息については症状を詳しく確認されました。
また、手術前後の注意点の説明もしてくれました。
手術後は日常生活にいくつか制限がでてきます。
- アルコールは術後4週間禁止
- 車や自転車は術後24時間禁止
- 帰宅後、シャワー浴・入浴禁止
- 運動・水泳は原則4週間禁止
- 飛行機の利用は術後4週間禁止
- 睡眠薬は術後3日禁止
など禁止事項がたくさんあります。術後は血流がよくなる行動は禁止です。
運動については筋トレ・重いものを運ぶ・りきむ行為・軽い運動もダメですと言われました。ぞうきんがけで出血した例もあるそうなのでなるべく体に負担をかけないよう生活しないといけません。
また、術後すぐは鼻に痛み・違和感があり睡眠薬を使用したくなるかもしれません。しかし睡眠薬を飲むと呼吸ができなくなる場合があるそうで術後3日は禁止だそうです。
最後に手術の同意書の受け取りと宿泊先のホテルの確認をされました。同意書の提出がないと手術ができないそうです。次回のオリエンテーション時に提出してくださいとのことでした。
もろもろの検査
初診と同様、検査をいくつか受けました。
- 胸部レントゲン
- 匂いの検査
- 心電図
- 呼吸機能検査
- 血液検査
- CT検査
不足があるかもしれませんが…手術・全身麻酔が可能か確認するための検査です。
今回の手術は喘息にシビアなため呼吸機能検査は入念でした。呼吸器の問診は私も一緒に話を聞きました。
呼吸器専門の先生に見てもらうのは今回が初めてでした。喘息の症状がいつから始まったのか、今の喘息の症状、喘息の薬はどれだけ飲んでいるか等質問されました。
その後、喘息の状態を測る機械で測定を行いました。この機械が面白く、息を吹きかけると画面の風船を持った女の子が飛び始めます。その女の子が向こう岸に渡れるまで一定量の息を吹きかけるという測定方法でした。
測定の数値は60でした。喘息でない人の数値は20以下だそうです。先生からは手術までに喘息完治が目標と言われました。
今回の検査に使った機械を紹介しているサイトを見つけたので参考までに。
検査後は喘息の吸引薬の使い方の説明がありました。
そして吸引薬も朝夕1日2回から朝昼夕1日3回に増やすよう指示をうけました。手術の1ヶ月前までに喘息の症状をなくしましょうとのことでした。
通常、問題なければこの後オリエンテーションを受けて手術の流れでした。しかし、喘息の症状を再度確認しなければいけなかったので約1ヶ月後に呼吸機能検査の予約を入れることになりました。
2回目の呼吸機能検査
手術前検査から約1ヶ月後。再度呼吸器検査を行いました。この検査結果がよろしくないと手術は延期になります。
先生の指示のもと喘息の吸引薬を1日3回に増やしました。
おおよそ吸引薬を1日3回、1か月続けたところ数値は「37」まで減少していました。また、別途受けた肺機能の検査も数値が良くなっていました。その結果、無事に先生から合格判定を頂けました。
手術前オリエンテーション
さぁ手術前最後の来院です。我が家は手術2週間前にオリエンテーションを受けました。先生からの説明、看護師さんからの説明、そして受付の方から手術費用の案内がありました。
先生からの説明
先生からは改めて鼻炎についてや現在の症状がどういうものなのか等、CT画像を用い説明を受けました。初来院から半年以上たっていたので忘れていた内容もありました。
この時先生から「手術で鼻炎が治るわけではない」と言われました。
今回の手術は鼻の空気の通り道を作る手術。鼻炎の症状で腫れてしまった箇所も空気に触れることで復元する可能性があるとのこと。あくまでも可能性であって絶対ではないということです。
看護師さんからの説明
続いて看護師さんが細かく手術前日・当日・手術後の内容を説明してくれました。
旦那さんは2回手術をします。手術当日の内容は1回目も2回目も変わらなかったです。
ややこしかったのは薬を飲むタイミングでした。
- ぜんそくの吸引薬は1日3回を続ける(手術当日も)
- 手術5日前から別途処方された薬を朝飲む
- 手術後、別途処方された薬を飲む
薬の種類が多く飲み始めるタイミングもあり管理が大変でした。手術当日、0時以降は禁食、そして朝の6時以降は飲水も禁止になります。そのため手術当日は朝の6時前に薬を飲む必要がありました。
手術当日の持ち物の案内もありました。
この時忘れていたのが限度額認定書。第2章でも触れましたが今回の手術では高額療養費制度の利用が可能です。トータル30万ほどかかる手術でしたが約3割ほどの負担額で手術が可能でした。
限度額認定書は事前に申請しておくと限度額以上の請求がされないため手術当日、大きな出費を抑えることができます。
限度額認定書は約1週間で取寄可能
帰宅後急いで申請書を組合に郵送しました。そして、郵送で申請書を送ってから5日で認定書が届きました。組合によって異なりますが約1週間ほどで取寄は可能なようです。
最後に看護師さんから体調は万全にお願いしますと言われました。
手術費用についての説明
最後に受付の方から手術費用の説明がありました。
こちらは事前に金額も把握していたので特に問題はなかったです。
まとめ
以上が「手術前検査」と「手術前オリエンテーション」の内容です。手術内容によっては内容が異なるかもしれません。また、説明を省いているところもあるので参考程度にお考えください。
それぞれの概要は病院からもらう手術のてびきにも記載があります。
検査とオリエンテーションを済ませた後はいよいよ手術です。
鼻のクリニック東京では手術前にしっかりしたとした説明と質問できる場を設けてくれているので大きな不安なく手術に臨むことができました。
次回は手術当日の内容を紹介します。次の更新までもう少々お待ちくださいませ。ここまでお読み頂きありがとうございました。