komako(@mofumofu_komako)です。今回は前回から引き続き、鼻のクリニック東京での鼻炎手術記録について書いていこうと思います。
前回の記事では旦那さんが鼻の手術に至る経緯と初診予約までの流れを紹介しました。本記事では初診~手術可否決定のまでの流れを紹介したいと思います。
Contents
オフィス顔負けの充実空間!初診時の持ち物と館内の様子
2017年11月下旬。無事に初診予約ができ、初めて鼻のクリニック東京に行きました。初診予約時に以下の持ち物を言われました。
- お薬手帳
- アレルギー検査結果(あれば)
- 診療費は1万円程度
初診は1万円程度かかると言われました。また、点鼻薬を使っている場合は前日から使用しないでくださいとも言われました。
鼻のクリニック東京は東京都中央区に位置しています。電車でのアクセスは東京駅・京橋駅・日本橋駅から徒歩圏内です。病院は大通りに面しており、東京の一等地にある病院です。
病院内に入るとそこはまるでオフィスのような待合室でした。ゆとりのある待合室で座席も30人ほど座れそうでした。また、大画面モニターが待合室の設置されていて画面上で診察の案内をしていました。
公式サイトのトッページに小さいですが館内写真が映ってたので参考までに。
診察室に続く通路なんて近未来ホテルに来たのではというレベルでした。旦那さんと奥に進む度に驚いていてしまいました。
奥の待合スペースはキッズ用のスペースが広々と設けられていました。TVも設置されていてアニメ映画が流れていました。私は旦那さんの診察を待っている間、いつも子供に混じり観てました。
病院には子供も多く来院していました。子連れで来たい方にはありがたいスペースだと思います。
手術はすぐにはできない!初診の内容と診断結果
初診は約3時間かかりました。CT撮影などがありましたが待っている時間が圧倒的に多かったです。
すべての検査が終わり、最後に問診がありました。先生は人の良さそうな雰囲気の方でした。
CT画像等の結果から診断されたのは「慢性鼻炎」と「慢性副鼻腔炎」と「鼻中隔弯曲症」以上の3つでした。
初診時にこのような大胆な表紙の冊子がもらえます。
この冊子には鼻についてや治療方法などわかりやすく書いてあります。
鼻炎という言葉は知っていましたが「慢性副鼻腔炎」と「鼻中隔弯曲症」は初めて聞く病名でした。
冊子にも説明がありますが、慢性副鼻腔炎は簡単に言うと鼻腔の炎症が原因で副鼻腔への空気の出し入れがしにくい環境となり、鼻水などの症状が慢性的にでることです。その日撮影したCT画像を見せてもらいましたが正常の人なら真っ黒(空洞)の箇所が旦那さんのは真っ白な状態でした。
また、鼻中隔弯曲症は名前からも分かる通り、鼻を左右に分けている軟骨が曲がっていることです。通常、鼻中隔は曲がっていても日常生活に支障をきたすことはないそうですが慢性鼻炎による炎症で鼻詰まりなどの症状がでるそうです。
すぐにでも手術をして欲しかったのですが、まずは薬で様子をみて改善しなければ手術をしましょうという話で初診は終わりました。
我が家の場合、初診は薬代含めて8000円ほどでした。処方されたものは内服薬と点鼻薬。また、鼻洗浄を1日2回するよう言われました。
鼻洗浄するためには専用の機器と洗浄液を買う必要があります。病院内で勧められたのはハナクリーンというシリーズでした。
ハナクリーンの機器は3種類あります。我が家は外出先で使用する可能性を考慮しハンディタイプのハナクリーンSを購入しました。
一番機能が充実しているハナクリーンEXは約1万円します。高いです。旦那さんの場合、ハナクリーンSでも痛みもなく満足しているようです。機能にこだわらない方はSで充分だと思います。
洗浄液は家庭でも作れるようですがハナクリーンSと一緒にサーレSという洗浄剤も購入しました。
つーんとしないを売りにしているだけあり使用感に痛みはなかったみたいです。薬局等で取り扱いもしているのですが通販で買う方がお得でした。私はいつも使っている楽天市場で購入しました。
来院3回目で効果判定!手術が必要かどうか判断するまでの流れ
次の診察はおよそ1ヶ月後でした。今まで処方された薬はほとんど効果がなかったのですが初診で処方された薬の効果は抜群でした。
そして迎えた鼻のクリニック東京、受診2回目。初診とは打って変わってあっさり終了。内服薬は減らして引き続き経過観察することに。効果があった薬の処方がなくなったこともあり次第に旦那さんの鼻水・鼻詰まりが復活してきました。
そしてさらに1ヶ月後に3回目の受診をしました。再度CT撮影を行い、鼻の経過をみることになりました。初診から2ヶ月後、内服薬・点鼻薬・鼻洗浄をしてきましたが先生の判断は手術の必要ありでした。
どうやら旦那さんの状態はなかなかひどいらしく、完治は難しいかもしれないと言われました。それでもやっとみつけた希望の光です。このまま手術する方向で話しをすすめていきました。
手術は4ヶ月待ち!手術の案内でわかったこと
その後、個室で看護師さんから手術の案内がありました。手術の説明と一緒に看護師さんから鼻の症状やアレルギーについてなど事細かく質問されました。
この時聞いた内容をいくつか紹介したいと思います。
手術費について
この時、具体的な手術費の話を聞くことができました。旦那さんが行う手術は「内視鏡下副鼻腔手術」と「鼻中隔矯正術」の2つでした。前者の手術は右・左で行うため手術は全2回行うとのことでした。そして手術費は
- 1回目:「内視鏡下副鼻腔手術(右)」+「鼻中隔矯正術」 150,000円
- 2回目:「内視鏡下副鼻腔手術(左)」 130,000円
ということでした。
ぞっとする金額ですよね。でも安心してください。日本には高額療養費制度というものがあり医療機関や薬局の窓口で支払った額が1ヶ月で一定額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度があります。私たちは事前に知っていましたが看護師さんからも説明がありました。
年齢や所得状況により限度額が異なります。我が家の場合、手術費用は3割ほどに抑えられました。また、手術当日の支払いに限り、クレジットカードが使えました。
手術日について
手術日について。3月の時点で夏まで手術の予約がいっぱいとのことでした。つまり手術することが決定しても4ヶ月間は待たなくてはいけないということでした。
旦那さんの資格試験が7月と10月に控えていました。早めに手術をしたかったのですが11月に手術の希望を出しました。
するとまだ11月の予約がとれないとのことだったので予約可能になった時に電話をしてくれるとのことでした。その時に優先的に案内してくれるとのことだったのでそれでお願いしました。
日帰り手術について
鼻のクリニック東京では日帰り手術が可能です。しかし術後の安全のために以下の条件を設けています。
帰宅が可能となる基準
- 帰宅時、帰宅後に、ご家族の付き添いが可能なこと
- 公共交通機関ではなく、患者さん以外が運転する車、または、タクシーによる帰宅が可能であること
- 上記移動手段による、当院からご自宅までの移動時間が、概ね1時間であること
【引用元:鼻のクリニック東京 手術の手引き P4より】
つまり、手術当日は付き添い人が必須かつ公共交通機関は使えない、帰宅する場合は車で家から病院まで1時間以内の範囲でお願いしますということです。
帰宅が難しい場合は近隣のホテルに宿泊することになります。ホテル宿泊の場合でも術後24時間は付き添い人が必須です。
我が家から病院まで車で1時間程度でした。しかし私の運転だと不安しかなかったため手術当日はホテル宿泊をすることにしました。
後々手術後の状況についてはまとめていきますが、できるのであれば近隣ホテルに宿泊することをおすすめします。旦那さんの場合、1回目の手術の時は術後の痛みがひどく、近隣ホテルに泊まっていたためすぐ病院に行くことができました。
まとめ
手術前のオリエンテーションまで書けたらと思いましたがかなり文量も多くなってしまったので一度こちらで区切ろうと思います。
- 病院内は超充実。キッズスペースもあるためお子さんがいても安心。
- 来院3回目(初診から3ヶ月後)で手術可否が決定。
- 手術費は高額療養費制度の利用が可能で費用は抑えられる。
- 手術は4ヶ月待ち。
- 手術には付き添い人必須。手術当日は近隣ホテルに宿泊がおすすめ。
その時の状況や診断結果によって異なるのであくまでも参考程度にお考えください。
私はすぐ手術ができるのかと思っていましたが初診を受けてから半年は待たなくてはいけませんでした。また、日帰り手術ではありますがその分、付き添い人が必要ということ、近隣ホテルに宿泊しなくてはいけないことが当初のイメージと異なりました。
次回は手術前検査と手術前オリエンテーションについて書いていこうと思います。ここまでお読み頂きありがとうございました。